リモートワークを取り入れている企業への転職を考えているのですが、自宅以外でも仕事ができるのでしょうか?
ワークライフバランスを高めるために、どこで仕事をするのが最適なのか知りたいです…
こんなお悩みにお答えします。
- リモートワークのおすすめ場所
- 各おすすめ場所のメリット・デメリット・コスト
- “ラクに仕事をしたい人”が選ぶべき場所
当記事では、単にリモートワークにおすすめな場所を紹介するだけではありません。
“ラクに仕事をして年収500-600万円”を達成したい人が、どの場所をリモートワークに選ぶべきか紹介しています。
その部分だけ読みたい方は、目次から『”ラクに仕事がしたい人”が選ぶべきリモートワークの場所』をクリックしてください。(最初から読んだほうが理解度は上がりますが、時間がない方は活用ください。)
テレワークのメリットを最大限に活かす、「リモートワークにおすすめな場所」とその理由をお伝えいたしますので、最後まで読んでみてください。
リモートワークにおすすめな場所5選
自宅
リモートワークの場所として、自宅は一番目に挙がる場所です。厚生労働省の調査でもテレワークを実施したい場所としてダントツの1位となっております。「リモートワーク=家で仕事をすること」と捉えている人も多いのではないでしょうか。
(中略)雇用型テレワーカーのうち、主にテレワークを実施したい場所は、自宅が約84%と最大であり、次いで共同利用型オフィス等が約9%であった。
https://www.mlit.go.jp/toshi/daisei/content/001471979.pdf
企業によってはリモートワークの実施場所を「自宅のみ」と制限していることもあります。
在宅勤務のメリット
自宅でのリモートワークは、通勤時間削減や家事や育児を並行して進められる点からも人気です。作業や会議の合間に簡単な家事を済ませることや、家にいて子どもの面倒を見ながら仕事を進めることもできます。
また、オフィスでは人の目があり難しいことも、在宅勤務であれば実現できます。
- 起床後、すぐに業務開始
- ベットで仮眠して休憩
- 業務を中断しランニングしてリフレッシュ
- 好きな音楽・ラジオを聴きながら作業
※アウトプットを出せないと「サボり」と捉えられてしまいます。自分が最大のパフォーマンスが出せるように自己管理しましょう。
在宅での仕事のメリットは下記の記事でもご紹介しております。
在宅勤務のデメリット
デスクや椅子などのオフィス家具の設置はもちろん、Wi-Fiの導入など、快適に仕事をするためには一定の設備投資が必要になります。また、自分以外の家族が日中に自宅いる場合は、仕事部屋を分けるなど境界線の確保が重要になります。自宅でいきなりテレワークを始めるのは意外と難しいので、計画的に作業空間を作る必要があります。
また、家庭と仕事のバランスを保つために、作業時間と休憩時間を明確に区別することも重要です。誰もみてないからこそ、ある程度は自らを律する必要が出てきます。
在宅勤務にかかるコスト
コストに関しては、かからないと考えている方も多いかと思いますが、自宅にいる時間が長くなることにより、冷暖房や照明の利用時間が増加し、電気代が想定よりかかります。特に夏場・冬場はエアコンの稼働時間も長くなるため注意が必要です。
https://www.a-tm.co.jp/top/energy/cost-telework/
- 一人暮らしのテレワークの電気代の目安は?
一人暮らしのテレワークの電気代は、1日8時間自宅で仕事した場合、1日40円~414円かかります。週2日テレワークする場合は最小320円~最大で3,318円かかる計算です。
ただし、外出時よりランチ代や飲み物代は抑えられますね。
オフィスで仕事終わりに飲み会に誘われて出費が増える…ということも減りそうです。
サテライトオフィス
サテライトオフィスとは、本社や主要な事業所から離れた場所に設置される小規模なオフィスのことです。通勤時間の短縮、地方の優秀な人材の獲得などを目的に住宅地域や郊外に設置する企業が近年増えています。
近年では「味の素株式会社」や「住友商事株式会社」などの大手企業が導入しており、社員の生産性を高めています。
サテライトオフィスでのリモートワークにおけるメリット
自宅からの通勤時間の少ない近場に、比較的静かで、良好なインターネット接続・会議室・プリンターなどのオフィス設備が整っているのがメリットです。また、同僚も同じサテライトオフィスに出社する可能性があるため、交流の場としても機能します。
サテライトオフィス利用に必要なコスト
コストに関してですが、サテライトオフィスは基本的に無料で利用することができます。Wi-Fi料金や電話代もかからないのはもちろん、企業によっては飲み物や軽食も無料で提供しています。
出社と在宅勤務の良い点を少しずつ取り入れることができるのが、サテライトオフィスの強みともいえます。
サテライトオフィスでのリモートワークにおけるデメリット
デメリットとしては通勤時間は短いものの家から出る必要があります。勤務時間が決まっている(フレックスでない)場合は、サテライトオフィスの場所によっては満員電車で通勤する必要も出てきます。
また、サテライトオフィスを導入している企業は多くはないため、「サテライトオフィスで仕事がしたい」と思っても利用できないケースが多いです。
カフェ
カフェでのリモートワークにおけるメリット
カフェは自宅とは異なる場所でリラックスした環境で仕事がしたい場合は候補となるでしょう。周囲の雑音や活気ある雰囲気が、集中力や生産性を高めることがあります。
また、カフェは都市部に広く存在しており、アクセスが容易です。旅行中のリモートワーカーや、自宅などの通常の作業スペースからの変化を求める人にとって特に有益です。
店舗によっては、フリーWi-Fiや電源コンセントを提供しており、テレワークに必要な環境が揃っていることも長所として挙げられます。
カフェでのリモートワークにおけるデメリット
カフェは公共の場所であるため、情報管理に配慮が必要となります。会社の機密性の高い情報を扱う業務を担当する場合は、カフェでのリモートワークはできないと考えた方がよいかもしれません。加えて、カフェで提供されているフリーWi-Fiはセキュリティリスクを伴うため、情報を保護するためにセキュリティ強化ツールやVPNなどの使用が重要です。
さらに通話ができるスペースが限られているため、zoomや電話など、離れて働く同僚とのコミュニケーション手段が制限されてしまう可能性があります。急に入る会議などには対応できなくなってしまいます。
質の高いアウトプットを出すためにも、同僚とのコミュニケーションは必須です。電話やzoomができない、会議に参加しづらいことはリモートワークにおいては大きいデメリットになります…
カフェでのリモートワークに必要なコスト
コストに関してですが、カフェではドリンクや軽食を注文することを前提とした場合、1回の利用で500~1,000円程度の必要となります。利用する時間によっては注文の回数も増え、毎日の利用となると月に1〜2万円の出費となります。
VPNなどのセキュリティ対策ツールを自分で契約する場合は、その分のコストも必要となります。
コワーキングスペース
コワーキングスペースでのリモートワークにおけるメリット
コワーキングオフィスは、さまざまな分野のプロフェッショナルのための共有ワークスペースです。フリーランスで仕事をする人が利用するケースが多いですが、もちろんリモートワークでも活用することができます。
一番の特徴は様々な背景を持つプロフェッショナルが集まることです。フリーランスや小規模ビジネスをしている人や、違う会社に勤める優秀な人たちと関われるチャンスがあります。
コワーキングスペースは利用にはコストが必要です。お金を払ってでも、良い環境で仕事がしたいと考える「優秀な人」が集まる空間なら、居るだけでも学べることはありそうですね。
コワーキングスペースには、通常のオフィス同様に高速インターネット・印刷機・会議室などの設備が整っていることが多いです。
コワーキングスペースでのリモートワークにおけるデメリット
コワーキングスペースでのリモートワークで注意したいのは、社内の機密情報の管理です。Wi-Fiのセキュリティ対策はされていることが多く、会議スペースなどもあるため、カフェなどの公共のスペースと比較するとセキュリティが高いように感じます。
しかしながら会議スペースでの会話を他社の人間に聞かれる、PC画面を見られるなど情報漏洩のリスクは一定存在します。セキュリティ対策の意識が低くなりがちですので、注意が必要となります。
また、次に紹介するコスト面もデメリットになりますね…
コワーキングスペース利用に必要なコスト
コワーキングスペースは、下記のような幅広い利用プランがあります。
- フルタイム利用プラン
- 平日デイタイムのみプラン
- 週末だけプラン
- ドロップイン(1時間だけなど使いたいときにその分だけ利用できるサービス)
月額プランの相場は東京都だと10,000〜30,000円ほどとなっております。月額プランの場合は土曜日・日曜日・祝日に利用しても料金が変わらないので、休日に勉強など個人的な目的で利用することもできます。
ドロップインは月額プランと比べるとやや割高ですが、出張などでクライアント先の近くなどで作業したい時などに活用できます。ドロップインの料金相場は、1時間ごとに300円程度、3時間までは1,000円以内となっているところも多くあります。
コワーキングスペースを利用する場合は、自分で費用を出す必要があることがほとんどですので、紹介した他のリモートワークをする場所の候補より高額なコストが必要になります。
「経済的な余裕が生まれる」というリモートワークのメリットの1つがなくなるため、私はあまりおすすめしません…
ビジネスホテル
ビジネスホテルでのリモートワークにおけるメリット
ビジネスホテルは毎日の利用には少し不向きではありますが、リモートワークを実施する場所の候補に上がります。ワーケーションなど、旅行中にも仕事ができるのが大きなメリットでしょう。
リモートワーク(ワーケーション)ができない場合、外せない会議があって旅行には行けないことが多くあります。しかしビジネスホテルで仕事ができれば、会議のみリモートで出席し、前後は観光に行くということも可能となります。
仕事を午前中で終わらせて、午後は観光するなど、ワーケーションならではの自由なスケジュールを組めます。
ビジネスホテルの部屋であれば、電話やzoomはもちろん、リモート会議への出席もできます。他の人に聞かれることもないので、会社の機密が漏れる心配もほとんどありません。ほとんどのビジネスホテルではフリーWiFiが利用できますので、セキュリティ対策さえすれば自宅と同様の環境で仕事をすることができます。
旅行先で仕事ができるようになったことで、気軽に旅行ができる時代になりましたね。
ビジネスホテルでのリモートワークにおけるデメリット
ビジネスホテルの部屋は基本的にコンパクトであり、デスクの広さや作業スペースが不足していることがあります。椅子やデスクは簡易的なものが多いため、長時間の作業には不向きです。
その場合、一部のビジネスホテルにはラウンジのような共有スペースがありますので活用するのも手です。ただしラウンジは他の人も利用しますので、通話や会議への参加が難しく、プライバシー保護が問題となります。
ビジネスホテル利用に必要なコスト
長期間滞在の場合、ホテル代が高額になる可能性があります。特に都市部のビジネスホテルは、インバウンドの影響もあり宿泊料金が高い傾向にあります。
もし宿泊するホテルとは別で予約したい場合は、ビジネスホテルのリモートワーク専用プランの予約を検討しても良いと思います。アパホテルの「テレワーク応援プラン」など日帰りプランで利用できるホテルも増えてきています。
旅館などはチェックインが15時以降のことも多いので、「日中はビジネスホテルで仕事・宿泊は温泉旅館」という旅行プランも良いですね。
番外編
リモートワークをする場所として、人によっては選択肢に入る候補をいくつかご紹介します。
図書館
勉強のイメージが強い図書館ですが、カフェよりも静かな環境・無料で利用できる点はリモートワークに向いてます。図書館によっては、パソコン専用席や自習室が設けられていることもあります。
しかしながら、フリーWiFiや電源コンセントが設置されていない場合もあります。また、通話や会議もできないため同僚とコミュニケーションを取ることは難しくなります。
加えて、カフェなどと違い、飲み物の持ち込みも制限されていることもあります。
図書館によって環境が大きく異なりますので、足を運んでみて確認してみるとよいでしょう。
大学のキャンパス
自宅の近くに大学がある場合は、大学の共有スペースでのリモートワークも検討してもよいかもしれません。
大学のキャンパス内には、学生だけでなく一般の人も利用できる公共スペースがあります。図書館やカフェテリア、静かな庭園など、様々な環境でリモートワークが可能です。
また、大学内にはフリーWi-Fiが設置されていることが多いこともメリットの1つです。
しかしながら、学生が多い時間帯は席の確保が難しいことや、セキュリティ面では不安が残ります。
カラオケ
「カラオケで仕事!?」と思う方がほとんどだと思います。実はカラオケ店は最近、テレワークやWeb会議のためカラオケボックス利用するビジネスマン向けのプラン発売しています。
Wi-Fiや電源コンセント、通常の会話程度であればしっかり防音できる個室、加えて飲食もできるなど、条件だけ見ればカラオケボックスはリモートワークに最適な場所です。
カラオケは店舗数も多くため、毎日のリモートワークにはもちろん、出張・外出時にも利用できることもできます。
個人向けだけでなく、法人向けの契約プランもあるようです…!
ただし、3時間で1,200円と毎日利用するにはコストがデメリットとなっています。また、当然ですが他のお客さんの歌声が漏れて聞こえてくる場合があります。
レアケースですが、会社側で契約している場合は活用してもよいのではないでしょうか。
リモートワークにおすすめ場所の条件比較
ここまでで、リモートワークにおすすめできる場所をいくつか紹介してきました。
各場所にメリット・デメリットがあり、コストも異なります。それらを一旦整理してみましょう。
場所 | コスト | 仕事環境 | セキュリティ | 備考 |
---|---|---|---|---|
自宅 | ※自らオフィス環境を整える必要有 | |||
サテライトオフィス | ※利用できるかは会社次第 | |||
カフェ | 約1,000円/日 | Wi-Fiは要注意 | ||
コワーキングスペース | 約2,000円/日 | ※色々な人と関われるチャンス有 | ||
ビジネスホテル | 約5,000円/日 | Wi-Fiは要注意 | ※旅先で仕事ができる点もメリット |
“ラクに仕事がしたい人”が選ぶべきリモートワークの場所
結局のところ、どこでテレワークするのがおすすめなの??
結局のところ、テレワークする一番のおすすめ場所は「自宅」です!
え?ここまで色々紹介したのに結局は自宅なの!?
そう思う方も多いと思います。特に、比較表で全ての項目が◯であったサテライトオフィスが一番なのでは?と考える人はいるでしょう。
ただ、リモートワークのメリットを最大化し、”ラクに仕事をする“という点において、自宅は最適な場所です。
それは単に「サボれる」「通勤時間がゼロ」という理由だけではありません。
最適な場所である理由
自宅が最適な理由。それは時間を最大限に有効に活用することができる点です。
仕事をしている中でこんな経験、誰にでも絶対にあるはずです。
『キリもよいし、少し休憩しよう』
出社して仕事をした場合、この休憩時間にできることはスマホをいじったり、トイレや喫煙所へ行くことくらいです。
リモートワークでもサテライトオフィスやコワーキングスペースでも、それは同様でしょう。
しかし自宅であれば、この休憩時間を活用して、ちょっとした家事を進めることができます。
え?家事くらい帰ってからもできるし、土日にまとめてやればよくない?
家事だけをこなすのであれば、それでもよいかもしれません。
しかし、帰宅して食事・入浴も済ませた後、家事をやりきりるのはなかなか体力的にハードです。結局できずに土日にまわしてしまうケースも多いでしょう。そうなると、より“ラクに仕事をする”ために必要なスキルアップのために勉強したりする時間はいつ取れるでしょうか?
自宅で仕事をしつつ、作業の合間に少しずつ家事を進めれば、業務後の時間を有効に活用できます。
スキルアップのための勉強に時間を使うのもよいですし、自炊・作り置きなどに時間を使い、自分の家計にプラスとなる行動をとってもよいでしょう。自分の給与から仕事のためにお金を使うことは損した気分になりますが、節約して資金があれば、購入へのハードルも下がります。
時には、何もせず早めに寝て体を休めてもよいと思います。
毎日仕事をして、生活するのに必要な家事をして、勉強もする。これは体力的にも精神的にも辛く継続できる人はなかなかいません。立ち止まり、単純にラクすることも必要です。
自宅でのリモートワークで、仕事や家事に必要な時間/体力/精神力を節約し、“ラクして仕事をする”ためのスキルアップに時間を使いましょう!
まとめ
この記事では、リモートワークにおすすめな場所とその理由について解説しました。
自宅は、時間を最大限に活用できる点から一番おすすめの場所です。自宅で効率的にリモートワークをして、業務後の時間を最大化して、スキルアップのための勉強に時間と体力と精神力を割きましょう。
残念ながら、本当に何もせずに”ラクに仕事をして”年収500-600万円も稼ぐのは難しい時代です。
いかに難しそうな仕事を、効率的な方法でラクな仕事にするか?
このことを真剣に考えて、行動できた人が、ラクに仕事をして年収500-600万円稼げると私は考えています。
他の記事でも”ラクに仕事をする”ための情報を発信していますので、本気で”ラクしたい”方はぜひ見てください。